新年のご挨拶

一般社団法人 富山県理学療法士会

会長 仲川 仁

新年あけましておめでとうございます。皆様にとって素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

昨年を振り返りますと、元旦に発生した能登半島地震により、多くの方々が被災されました。その際、多くの会員の皆様が迅速に支援活動に参加し、被災地の方々を助けてくださいました。富山県内におきましても、大きな被害がありました。皆様の献身的なご協力に心より感謝申し上げます。まだまだ能登半島の復興は道半ばで、継続的な協力が必要な状況です。


 4月には、医療・介護・障がいの6年に1度のトリプル改正があり、現場では慌ただしい日々を過ごされたことと思います。
こうした状況下での6月の総会にて新しい理事が決まり、新会長に就任しました。
それまでは副会長という立場で県士会に関わってきましたが、改めて県士会運営の舵取りを行ってみて、前会長、前事務局長に頼り切りだったことを痛感しております。
また、8月には当会の創立52年目にして初めて、富山県、自民党県連、富山市町村長連合会に対し、日本理学療法士協会、日本作業療法士協会、日本言語聴覚士協会、富山県作業療法士会、富山県言語聴覚士会と共に要望書を提出いたしました。
さらに、堂故茂国交副大臣にも直接要望を伝えることができました。これもひとえに皆様のご支援とご協力の賜物であり、心より感謝申し上げます。
この挨拶文を書いている年の瀬に、富山県にサッカーJ3のカターレ富山が劇的にJ2昇格を決めたという明るいニュースが飛び込んできました。会員の皆様の中には、選手の皆さんと一緒に歓喜に沸いたことと思います。
新年に向けて幸先の良い光が見えたような気がしました。

 令和7年度は、県士会の新体制化での真価を試される年度となります。
引き続き、理学療法の発展と地域社会への貢献を目指して努力してまいります。特に、新年度の重点課題として以下の点に取り組んでまいります。

1. 広報局の組織強化: ホームページの広報事業部主導での更新を進めます。

2. 福利厚生の強化: ポストコロナが進む中、コロナ禍で若い会員との交流が滞っていた事業をさらに深化させ、持続可能な士会活動を展開していきます。

3. 事務局の強化: 多様化する協会や関係する各諸団体とのやり取りを処理する人員の確保と仕事の割り振りを行います。

4. 総会の電子化: 効率的に総会を運営するために、委任状の電子化を行います。

5. 県士会事業の事業報告強化: 以前は紙ベースで行っていた「県士会ニュース」での事業報告を、「ホームページ」「FAX」「すぐ参集」で会員に周知し、県士会活動を活性化します。

6. 地区連絡会の連携強化: 意見交流会を開催して、様々な意見の集約と問題点の取りまとめ、解決のための事業企画を行います。

7. 養成校教員と県士会との連携強化: 意見交流会を開催して、情報の提供や意見交換を行い、より良い臨床実習の提供や協会加盟率の向上を探っていきます。


皆様のご健康とご多幸をお祈りしつつ、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。